AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する
死ぬな。
見たくない、何も。
信じたくない、何も、知りたくないんだ…
Distortion
20031206
月 明かり が … イ タ イ …
真っ暗な闇の中、唯一辺りを照らす月が、木々の上からこちらを見ている。
ひび割れたレンズ。
月が歪む。
それはレンズのせいか…?
それとも…
「………?」
「……」
「……おい…………」
「何……寝ているんだ………」
月がこちらを見ている。
青白く、冷たい月。
彼女の頬のよう。
そうだ。
月のせいで…青く見えるんだ。
そんなの、屁理屈でしかないことなんて、分かってる。
ただ…
「…、……」
置いていかないで。
「…っ……………」
一瞬だった。
誰かの持っていたそれから放たれた銃弾が、
自分を庇うように飛び出した彼女の体を貫いたのは。
一瞬で、世界は真っ赤に染まり…
気付けば彼女を撃ったそいつの原型がなくなるくらい…
俺は…
「……っ!」
部長…?大丈夫、でしたか…?
「………馬鹿が…っ」
…貴方、が……怪我なんか、したら…また皆に心、配かけ…かけちゃう……です…ょ…
「…………あぁ…」
ふふ……次の試、合…楽しみ…だっ…たのに、なぁ…
「…何でお前は…そうなんだ……?」
部、長…ご、めんな…さ、い………
謝るな…
それは俺の台詞だ。
…も、う……お仕…事…出来ないみた…い…です…
馬鹿者…こんな時まで…
ぶちょぉ……
彼女の頬をつたう涙…
血と入り混じったそれは、ゆっくりと下へと落ちていく。
痛み、悲しみ、生への執着心。
でも彼女は違う。
まだ…皆とテニ……テニ、ス……
あぁ…
…テニス…した…ぃ……テ……ス…した…いです…
こんなにも大切な人…
皆が…全国行くのっ……見てたいよぉっ…!
『っ!!!』
もういい、聞きたくない!!
喋らないで、喋らないで喋らないで…!
それ以上…何も言わないで…っ
目も耳も、この身体に触れる感触すらも…
全て消えてしまえばいいのに…
そうすればきっと忘れられる…
彼女の存在すらも…
「…っ」
最期まで伝えられなかった想い。
最期まで聞けなかった彼女の答え。
最期まで触れられなかった彼女の唇をそっと指で撫でる。
そして、最期まで抱けなかったその身体を、力一杯抱きしめた。
「……好きだ…―――」
どうしてもっと早く言えなかったのだろう。
そうすれば何か変わっていたかもしれないのに。
彼女は死なずにすんだかも知れないのに。
どんなに好きだと言っても…もう……彼女は戻らない…
部、長は…部長…は、死なな、いで…ください…ね…?
死ぬなんて…言うな…っ
全…国に…
馬 鹿 は 俺 だ … 。
月が 歪んだ の は … 涙 の せ い 。
二度と呼びかけてくれることは無いけれど。
二度と微笑みかけてくれることは無いけれど。
それでも…
「生きて…ここを出よう………」
「お前の分は……俺が生きる。」
一緒だ。
影が重なる。
それを見ていたのは…歪んだ月だけだった。
部長?
…私も大好きですよ。
ちゃんと…伝わってますよ…―――――――
■■■
バトテニ夢、初。うはぁ…
やっぱり最初は手塚部長で!!!
ヒロインしょっぱなから死んでますが…^^;
何か色々やってみました。
@文書中に『手塚』の文字を出さない。(呼ぶときは「部長」で。)
A手塚が呼ぶとき以外ヒロインの名前を出さない。(ナレーションは「彼女」)
B誰が殺したかは書かない。(登場人物を二人にしたい。逆ハー前提なので、誰にもしにくい。←笑。)
とりあえずそんな感じで。
後を追うのは『逃げ』なので、彼には似合わないと思いまして、
一緒に生きていく事に決めました。
例え死んでも、肉体がなくても、一緒に生きていくのです。
…ただそれは信じたくない、見たくないだけで、一種の逃げなのだけれど、それすら気付かずに。
バトテニ書いてると、眉間に皺よっちゃいます。そして目が乾く。(笑
どっかに隠し文字ありー。
反転反転。探してミソ。(腐)クソ簡単ですよぅ。
紫月 麗
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